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2006 12月号 ステップアップのヒント 

             【ラフにご注意を!】

  

イラストのお仕事を受けたときに、まず確認するのがスケジュールです。
 ラフ提出日と納品日の確認、または調整をして、自分なりの制作のスケジュ
 ール(他の仕事との兼ね合いなどを考慮)を立てていきます。

  もし、新規のクライアントだったら…。注意したいのが、ラフの内容につ
 いて。一口にラフといっても、ペンや鉛筆でおおよそのイメージを描く場合
 もあれば、着色済みの9割りがた仕上がった物をラフを要求される場合もあ
 ります。

  前者と後者の違いは納品先。前者は、納品先におおよその雰囲気が描かれ
 ているだけのラフでも、でき上がりを想像できる編集者やデザイナーがいる
 場合。後者は、一般企業などに直に納品する場合で、担当部署にデザインな
 どについての専門家がおらず、ある程度仕上がった状態のラフでなければ、
 制作物全体のイメージがつかめない場合です。

  ここ数年は、着色済の仕上がりに近いラフが要求されるケースが増えてき
 ているように感じます。理由は色々ありますが、デザイン事務所や広告代理
 店を通さずに、企業などから直接イラストレータにお仕事が流れるようにな
 ってきていることがあげられるでしょう。また、イラストレータサイドにつ
 いても、パソコンで最初から最後まで描くため、ラフと最終的な制作物との
 差があまりないという人も増えてきているようです。

  受注した時点で、制作スケジュールと共に、どの程度描きこんだラフが必
 要についても確認しておくといいでしょう。着色済みのラフを求められた場
 合には、受注日からラフ提出日までの期間を長めにお願いし、修正(必要が
 ればですが)から納品日までの期間で、制作スケジュールに間にあうように
 調整すると、割合無理なく制作できます。(編集部)

   

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